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「東証、「内部統制に問題」判明でも即時開示は求めず」

日経新聞が5月24日(土)に報道(例によって得意のスッパ抜き?)し、
内部統制関係ブログでも取り上げられておりましたが、
J-SOX内部統制報告において、経営者が「重要な欠陥」ありと評価した場合の
東証適時開示の取扱いについてのお話です。

今までの経緯
2008年1月29日東証発表資料
「金商法における四半期報告制度の導入等に伴う上場制度の整備について」
内部統制報告制度導入に伴う対応
(2)適時開示の取扱い
・上場会社は以下に該当する場合、直ちにその内容を開示することとします。
内部統制報告書において、「重要な欠陥」又は「評価不実施」の記載を行う
 ことを決定した場合

b 内部統制監査報告書において、「不適正意見」又は「意見不表明」の記載が
 行われた場合
※上場会社が内部統制報告書及び内部統制監査報告書を提出する際に広く周知し、
 財務報告に係る内部統制の継続的な改善努力を促すことを目的として対応するもの

2008年3月28日東証発表資料
金融商品取引法における四半期報告制度の導入等に伴う有価証券上場規程等の
一部改正について
(2)適時開示の取扱い
・ 上場会社は、内部統制報告書に添付される内部統制監査報告書について、
「不適正意見」又は「意見の表明をしない」旨が記載されることとなった場合に、
直ちにその内容を開示することとします。

 →ここで既に1月29日東証発表資料aの項目が無くなっていますが・・・

5月24日の日経報道 
「東証、「内部統制に問題」判明でも即時開示は求めず
 東京証券取引所は2008年度から全上場企業に適用される内部統制報告制度に
ついて、誤った会計処理につながりかねない管理体制の問題点(「重要な欠陥」)が
判明しても、即時開示を義務づけない方針
を固めた。内部統制に対する投資家の
理解が十分浸透していないうちに即時開示を義務づけると、企業の実態と離れて
株価が急落するなどの混乱を招くリスクがあると判断した。
 内部統制は経営者が社内の管理体制を自ら評価し、点検する制度。3月期決算企業
の場合、09年3月末の状況を来年6月末までに内部統制報告書にまとめ、公表する。
管理体制に問題があれば「重要な欠陥」として報告書に内容を記載する必要がある。 」
(NIKKEI NETより)

5月27日(火)の東証記者会見資料
(参考)上場制度総合整備プログラム2007に基づく上場制度の整備の実施状況
1.企業行動に関する制度の整備
内部統制報告制度への対応
・上場会社について、内部統制監査報告書において、監査人による不適正意見の
表明又は意見不表明について、適時開示事由とする。

・上場会社について、内部統制における重要な欠陥が直ちに財務諸表の虚偽記載に
結びつくものではないことを踏まえ、内部統制報告書及びこれに係る監査報告書の
記載内容をもって、上場廃止することは行わないものとする。


上場制度総合整備プログラム2007のフォローアップ(2008年度における実行計画)
1.企業行動に関する制度の整備
(3)内部統制報告制度への対応
検討を継続する事項:内部統制報告制度に係る実務の動向を踏まえ、内部統制における
重要な欠陥が継続的に是正されない場合等における上場管理上の取扱い
についても検討を行う。

となっております。

ですので、東証適時開示としては、
監査人から、内部統制監査で不適正意見の表明又は意見不表明をもらった場合には
適時開示しなければならない
という結論のようです。
(まあ、タイミングの問題はありますが、日経報道の内容は問題なかったようです)

これには、ほっとひと安心です。
「「重要な欠陥」があるとされた企業にとって、頑張れば翌期には「有効」と評価されて
いいと思いますし、何年も「有効」だった内部統制について、「重要な欠陥」が認められる
企業もあると思います。「改善を必要とする重要な課題」くらいのネーミングのほうが、
投資家も過剰反応しないかもしれませんし、また経営者も素直に課題を「弱点」として
認めて、前向きに取り組むようになる思うのですが。」(ビジネス法務の部屋より)
と自分も考えますので。

別に重要な欠陥を出したからといってガタガタすんじゃねぇと開き直っている
訳ではありません。

できる限り、全力で重要な欠陥が無いよう構築・評価に邁進しますが、
なにせ現状で認識された課題だけでも相当なボリュームです。
果たして、是正が間に合うか。既に時間との勝負の段階に入ってきました・・・
(ファイト!おーっ・・・)

そして、東証の対応としては、何れ結論が出される
「重要な欠陥が継続的に是正されない場合等における上場管理上の取扱い」
(2年継続で上場廃止?)に今後の焦点が移ります。
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こんなん読みましたけど J-SOX関連本

今年度に入ってから、どっぷりJ-SOXに漬かっております。
実は仕事中の頭の中は、J-SOX一色なのでした。
寝ても覚めても財務報告、アサーション、リスク、チェック、チェック!チェック・・・

そこで、この週末は、少しゆるめの本でも読んでリラックスを図りました。
で結局、J-SOX関連書籍です?!(これってびょーキ)

読んでみたのが、『リスク過敏の内部統制をこう変える!』
気に入ったフレーズを紹介します。

「本来の内部統制とは、リスク・内部統制を読み解く力である内部統制リテラシーを
身につけることで、初めて見えてくる世界なのです。」

内部統制リテラシーの要点とは
「内部統制のエッセンスは、3つの『正』という文字と『適時適切』の7文字」
「『正直に』『正確に』『正式に』対応することを『適時適切』に行うことにつきる」

「内部統制リテラシーとして、リスクを健全に読み解いてリスク・テイキングできる
ようにすることが大切です。それさえできれば、監査法人からあれこれ言われても、
とるべきリスクとそうでないリスクを、リスクの影響度と可能性から優先順位をつけて
対応できるようになるのです。」

「自分で内部統制リテラシーを働かせて、リスクを受容できるかを内部統制の
意思決定として判断して対応していくという、本来あるべき姿勢」

「内部統制は難しい、そう言われるのは当然かもしれません。しかし、これは
何も財務・会計論や監査論といった専門分野という縦糸としての一部の特殊性
として難しいのではありません。むしろ内部統制は、財務・会計論や監査論を
内に含んで、かつ経営全体に亘る横糸の役目を果たすものとしての広がりと
奥深さからくる難しさがあるのだと思います。」

因みに著者は、明るい内部統制・内部監査を提唱する、
CFE(公認不正検査士)の戸村氏です。(先生をつけると嫌がられるので)
リスク過敏の内部統制はこう変える!

この内部統制リテラシーを高める具体的手法として、少し前に読んだものですが、
『統制環境読本 「脱文書化3点セット」で内部統制が変わる!会社が変わる! 』
著者(まるちゃん)曰く、
「中身は統制環境の話とそれを踏まえたリスクアセスメントの話が中心となっています。
特にリスクアセスメントの部分は、実務でやっている話を載せていますので参考になる
かもしれません。J-SOX本ではないんですよ。
J-SOX対応ってやっぱりちょっと現場の意識とづれるので、「内部統制って意味がない」
って現場に思われないようにと思い書いた本なんですね。
会社のための内部統制の本です。
 とくに統制環境の主観的な部分が重要で、そこに意識をあてる全員参加のリスク
アセスメントという方法があるよ・・・みんなも試してくださいって感じです。」

全員参加のリスク評価か。CSAにもつながるお話です。

で、直感的に「組織の要員の意識を向上させる」のは理解できます。

しかし、いざ実施しようとなると体力要りますね。
全員参加(経営者も)のリスク評価の導入のきっかけ、考えどころです。
統制環境読本 「脱文書化3点セット」で内部統制が変わる!会社が変わる! (コンプライアンス選書) (コンプライアンス選書)

サザンから重大発表

先日、今年の6月でデビュー30周年を迎えるサザンオールスターズが、
来年以降の当面のグループ活動休止を発表しました。

ショックというと、少し大げさですが、
学生時代から常にカラオケのネタにしてきただけに、
日本のアーティストの中では、一番思い入れのあるグループです。

サザンの歩みが、即自分の青春のような、甘ーい
思い出の1ページに、サザンの歌が彩りを添えている・・・
そんなえぇもんかいなって感じですが、とにかく思い出の歌は多いです。

「勝手にシンドバッド」に始まり、「いとしのエリー」「YaYa(あの時代(とき)を忘れない」
「みんなのうた」「希望の轍」「真夏の果実」「あなただけを~Summer Heartbreak~」
「TSUNAMI」等、これに加えて桑田さんのソロシングル、
数え上げればきりがないくらいです。


それにしても、デビューから30年、常に音楽界の先頭を走り続けるというのは
ほんとすごいですね。
少し休んでリフレッシュされてから、活動再開してくれるとうれしいんですけどね。

進む道は違いますが、自分も内部監査の世界に身を投じて(?!)約3年。
これから先、うん十年内部監査の世界に係わり、第一線(?)に立ち続けていたい
と思っています。

こっちは活動休止している暇はありません。(貧乏暇なしってか)
ずっと走り続けていたいです。いや走り続けるしかありません。

内部監査をめぐる国際動向

「企業会計」5月号(前月号)は
特集~業務改善に活かす内部監査~記事がありました。

そのうちの1本です。

《IIAの国際的な戦略計画》
IIAは、2008年から2013年に向けての活動の方向を示す戦略計画の中で、
目指すべき将来の目標を以下の5つに定めた。

1 内部監査が世界的に専門職として認められること

2 2013年までに世界中で普遍的な内部監査の方針を定義し、
  また普及させる

3 専門職的な基準に対する準拠を保証

4 専門職的な地位向上のために、知識の研究、開発および普及を行う
  選ばれた組織になる

5 会員により世界中で同一組織だと認識されるように組織運営を行うこと

ここで4について、もうすこし見てみますと、
「(内部監査に関する世界的な)共通事項:内部監査に関する世界的な調査
(CBOK)を定期的に行い、内部監査の実務の変化を常に認識する。
調査の結果を、基準やIIAの活動に適時に反映させる。」とありました。

IIAのこのような活動の展開により、適宜「専門職的実施のフレームワーク」が
見直されていくわけですね。

うち(の会社)にとっては、フレームワークに準拠して、内部監査を実施していくのは
厳しい状況ですが、中期的に1歩1歩近づいていきたいものです。

CBOKといえば、日本内部監査協会の
「第16回監査総合実態調査結果(2007年『監査白書』)」が
もうすぐ届きますね。楽しみです。

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N○Kドラマ「内部監査人」は放映されません

N○Kでは、「内部監査人」と題したドラマを、6月から、毎週土曜日6回にわたり
放映をすることを検討してまいりました。
 ドラマでは、日本の法人企業を舞台に、厳格な内部監査を行うことが社会的な
正義に繋がると信じる内部監査人の一途な仕事ぶりや、その結果として多くの
人々が不幸になっていく過程(?!)での心の葛藤等、様々な場面が繰り広げられます。
主演の内部監査人は、今売出し中の小島よしおさん及びエド・はるみさんのお二人が
演じます。
 内部監査人を舞台としたドラマは、今までほとんどなかったものと思われますので、
こうしたN○Kという全国的な放送媒体での放映により、内部監査人の業務を一般に
理解していただくよい機会であると思っておりましたが、見事ボツ企画となりました。
                                      日本○○監査協会

以上、フィクションでした。

ここ最近、内部統制関係ブログでは、放映前のドラマ「監査法人」ネタで
えらく盛り上がっております。

なかなかドラマにはなりにくそうな、公認会計士による会計監査の世界が、
ついにブラウン管初登場ですね。(言い方が古いなぁ。)

ドラマの中で、内部統制の評価の不備を指摘された内部監査人と
指摘した監査人の、重要な欠陥に至るかどうかの息詰まる攻防。
そこに経営者が颯爽と現れ、「当社には、重要な欠陥という言葉はない!」
・・・(黙)

こんな場面が、あるとかないとか。
個人的には見たい気がしますが、まず一般受けしませんな。

内部監査の世界がドラマ化されたとしましょう。
内部監査人として、毎回ドラマ性のある指摘事項・監査意見を出し続けないと
いけない会社って、どうなんでしょう?

内部監査やってる間に他のリスクが顕現して、ボンと爆発です。
ドラマ放映終了を待たずにつぶれてしまいますね。その会社はまず。

自分としては、内部監査の仕事に誇りと使命を感じ、やりがいを持っておりますが、
はてさて、内部監査の世界がドラマ化されるのは、何時になることやら。

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政府機関等内部監査研究会

CIAフォーラム研究会の新規設置・メンバー募集中の研究会です。

研究会テーマは、
「近年、政府機関その他公共部門(以下「政府機関等」)では深刻な不祥事が
頻発しているが、未だ包括的な再発防止策は確立されていない。
民間企業では、不祥事防止策として、ガバナンス・リスクマネジメント・コントロール
の有効性の評価・改善を対象とするアシュアランス及びコンサルティング活動である
内部監査の有効性が広く認知されている。この内部監査は政府機関等が直面する
諸問題に対しても一定の役立ちを果たしうるものと考えられる。
当研究会では、関連するIIAのガイダンスと諸外国の動向を踏まえ、かつ政府機関等の
民間企業に対するユニークな特性及び各組織の多様性に十分留意した上で、この領域
で内部監査が果たしうる潜在的役割を識別し、その能力を十分に引き出すために充足
すべき条件を探る。併せて、検討結果を有効に実現しうる方策を検討する。 」
とあり、座長はあの眞田光昭先生です。
特別顧問は、青山学院大学大学院 鈴木豊教授と豪華(?!)です。

ちっぽけな正義感から、いつか取り組んでみたい分野ではあります。

リタイア後に地元地域(市役所に対する監査)のボランティアかNPOで
参画する等で、貢献できることはないかな、なんて漠然と考えます。

「US-SOXと内部監査のかかわり」こちらの研究会もメンバー募集か。

ひじょーに興味のある分野なんですが・・・
参加していくには、ちょっと仕事等でキャパ・オーバーになってしまいそう。
今回は、残念無念。

J-SOX等のテーマの研究会の募集が、これからもよいタイミングで
新規設立されればと思います。来年夏ごろに・・・

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より親切で紳士的な監査

再び、月刊「監査研究」5月号の
海外論文(Internal Auditor 2007年10月号)コーナーより。

筆者:Lawrence de Berry(CPA,CISA)
訳者:AIU保険会社監査部マネージャー(CIA)の方

含蓄のあるテーマと内容でしたので、少しばかりご紹介を。
「<訳者前書き>より
COSOフレームワークの要素にある「情報と伝達」は、内部監査人がモニターすべき
統制の要素であるだけではなく、監査人自らに対する統制要素でもあるわけである。
従来、内部監査人は自らのコミュニケーション・スキル、更にはネゴシエーション・
スキルを磨くことを等閑に付してきた嫌いがあるのではないだろうか?」

コミュニケーション・スキルは頭では分っていても、なかなか実践しきれないものが
あります。議論が白熱したりすると、つい感情的な応答をしてしまったり・・・
(単に、自分が議論慣れしてないだけ・・・?それとも日本人の悲しい性?)

筆者は、「内部監査報告業務の成功は、主に内部監査人が業務を遂行するに
当っての態度(十分な気配り)と個別のアプローチにより判断される。

ルールその1:被監査人に敬意をもって接すること
ルールその2:被監査人に対して「疑わしきは罰せず」
ルールその3:被監査人には慎重に闘いを仕掛ける
ルールその4:被監査人のプラス面を強調する
ルールその5:有益な情報源となれ

これら5つのルールが、内部監査人に監査報告の有効性をより高めさせるだけでなく、
積極的に組織の変革をもたらすことができる。」と説いています。

詳細は月刊「監査研究」5月号をお読み下さい。是非。

この論文は、米国の内部監査人の間でも、従来の内部監査人像とはかけ離れた
イメージを確固として描き出しているがゆえに、大きな反響があったそうです。

スタンスとして、最新の内部監査の考え方を参考にし、取り入れながら、
内部監査業務を充実させていきたいと、いつも考えています。


続きを読む

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第8回CFE資格試験の結果

昨日遅く帰りましたら、届いていました。
CFE資格試験結果通知書。

やりました!全科目合格です。
うれしいの一言です。それだけです。

皆様の熱ーい応援のおかげです。ありがとう・・・
いやもとい、ひとえに自分の努力の賜物です。(きっぱり)
なんてね。

資格試験の1つの醍醐味(?!)が、この合否通知の封を開ける、
この一瞬にあります。何ともいえない、緊張感。
たまりませんね。
何度受けても、決して慣れることはありません。

だから次の資格試験を・・・
って、別に自虐趣味がある訳ではありませんよ。
そこのところ、誤解なきよう、よろしくお願いします。

CFE資格については、
最近ACFEでACFE会員による研究会制度が始まりまして、
その趣旨は、会員の交流促進、CPE取得機会の多様化のためで、
CFE3名が発起人となれば研究会を開設することができるようです。

ACFE主催のセミナー勉強会等で学んでいくのもよいですが、
このような研究会で適宜適切なテーマを論じ合い、
CFEとしての能力を磨き、人脈を広げるのは、よりいいですね。
(まだ試験に合格しただけで、CFEに認定されたわけではないですが)

参画していくには、仕事、CIAフォーラム研究会、次の目指している
資格試験の準備、うーん。時間のやり繰りが大変だ。

がんばろう・・・!

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内部監査の危機

いきなり刺激的なタイトルです。

月刊「監査研究」最新号である5月号投稿コーナーの
三菱商事監査部CIAの方の論文です。

「会社がおかしくなったり、経営陣が退陣に追い込まれるケースの多くは財務
報告への虚偽記載のリスクが顕在化したというよりは、賞味期限の改竄や産地
偽装、仕様データの捏造などのコンプライアンス違反、非効率な業務による不採算
取引の増加などが原因となることが多いようである。これらのリスクの顕在化を防ぐ
ための内部統制が正に会社法が要請する内部統制であり、それが有効に機能して
いるかを社内の独立した立場で点検・評価し改善提案を行うことにより、内部統制の
PDCAサイクルを回していくのが、内部監査組織の重要な役割である。」

そうだ、そうだ!

「内部監査組織の設置は法律で義務付けられているわけではなく、営業部門や
経理部門と違って「なくてもすぐには困らない」との認識で、必要な人的資源が
配分されないケースが少なからず見受けられる。大きな不祥事が起きなければ、
なかなか内部監査部門が強化されないというのも現実である。また、会社法の
施行や上場を機にせっかく内部監査部門を設置したものの、実質的に報告制度
に対応する内部統制の整備・運用評価部隊となってしまっているところも多数
見受けられる。」

ぐさーっ・・・(倒)

もともと内部監査がそれなりに機能していたところでさえ・・・
うち(の会社)なんか、本論文の御推察の通り、ここ2・3年で急ごしらえ
したもんですからね。ほんとの意味で内部監査の重要性に気付いてもらっていない。
また、内部監査の必要性を感じてもらうまでの監査ができていない。(・・・悔)

前にも申した通り、今年1年は諦めの心境で、J-SOXに集中し、
屋台骨を揺るがすような不祥事が起こらないよう祈るのみです。

会社の方針ですから、もう割り切るしかない。
(全然明確になってないんですけど、人員配置数で考えると、そう思わざるを得ない)

何とか上半期のうちに、効率的に従来の内部監査を実施せねば。

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CIA試験のこと Vo.19

読者の方から、当ブログでは、PartⅠの学習方法に触れられていないので、
参考までに教えて欲しいとのリクエストを頂きました。

お応え出来るかどうか、甚だ自信はございませんが、
記憶の糸を辿って、お伝えしてみようと思います。

PartⅠガバナンス、リスク、コントロールにおける内部監査部門の役割
出題内容の詳細アウトラインを改めて眺めてみると
(順番入れ替えて、項目抜粋してます)

A IIA属性基準の遵守
 1 内部監査部門の目的、権限、責任を明確にする
 2 独立性と客観性を保持する
 3 必要な知識、スキル、能力があるか判断する
 4 内部監査部門全体として必要な知識、スキル、能力を開発しあるいは取得する
 ・・・等
C 組織のガバナンスにおける内部監査部門の役割の理解
 1 内部監査基本規程について取締役会の承認を得る
 2 監査計画を伝達する
 3 監査で発見した重要な課題を報告する
 5 重要なリスクの分野について協議する
 8 組織の行動規範やビジネス慣習の遵守を監視する
 9 コントロール・フレームワークの有効性について報告する
 12 組織の倫理風土を評価する
 13 特定分野について方針の遵守状況を評価する(例:デリバティブ)
 18 不正を発見し報告を奨励する組織文化を支援する
D 内部監査のその他の役割と責任
 1 倫理・コンプライアンス
 2 リスク・マネジメント
 3 プライバシー
 4 情報またはプライバシーのセキュリティー

→ 1.内部監査体制の構築(位置づけ、役割の明確化等)

B 内部監査業務の優先順位付けのためにリスクベースの計画策定
 1 リスク評価のフレームワークを構築する
 2 リスクベース計画策定におけるフレームワークの利用
 3 内部監査に必要なリソースを明らかにする
 4 内部監査業務の結果を関係者と共有する
 5 監査業務の選択
F 監査計画
 1 監査クライアントと事前コミュニケーションを開始する
 2 監査範囲の予備調査を行う
 3 監査対象分野の詳細なリスク評価を完了する
  (リスクやコントロール要素の優先順位付けまたは評価をする)
 4 監査業務結果を関係者と共有する
 5 監査目標を設定し、業務の範囲を識別・確定する
 6 保証業務の規準を識別または策定する(監査実施の規準)
 7 監査計画段階で不正の可能性を検討する
 8 監査手続を決定する
 9 監査に必要なリソースとスタッフのレベルを決定する
 ・・・等

→ 2.内部監査計画の策定

E ガバナンス、リスク、コントロールに関する知識
 1 コーポレート・ガバナンス原則
 2 代替コントロール・フレームワーク
 3 リスクの用語と概念
 4 リスク・マネジメント手法
 10 コントロールの種類(予防的、発見的、インプット、アウトプット)

→ 3.一般常識の範囲

以上、1.~3.に分類して、説明してみますね。

1.内部監査体制の構築
自分が内部監査に配属されたのが、内部統制が騒がれ始めた時期で、
そこには必ず「内部監査」の役割が書かれてあり、内部監査は
今後重要になってくると直感しました。

それで、配属されてから自身の職制も顧みず、現状の内部監査とIIAの
「専門職的実施のフレームワーク」等での今後求められる内部監査の
ギャップ分析等を行い、情報発信して、部内の意識変革に努めました。

そんな努力の甲斐あって、今後求められる内部監査に向けてキャッチアップの
必要性が(ほんの一部)認められ、当時なかった内部監査規程を「内部監査の
専門職的実施の国際基準」に出来る限り近い形で、策定することができました。
(内部監査手順書や報告書の雛形等は日本内部監査協会の「実務全書」参考)

2.内部監査計画の策定
内部監査規程が社内で公式なものとなり、いよいよ規程に則り、
監査計画の策定および内部監査の実施となります。

リスクベースの計画策定のために、リスク・マネジメントについて、部内で研修したり、
リスクアセスメントの実施の際には、ファシリテーターの(ような)役割をして、
計画策定、監査の実施に向けて、中心的な役割をさせてもらいました。

今までと内部監査のやり方を激変させるので、部内でも抵抗勢力(?!すいません・・・)が
多く、批判にさらされましたので、より説得力を高めるために、猛然と勉強しました。

これらのことを1回目のCIA資格試験受験の前までに、実務としてやってきましたので、
「専門職的実施のフレームワーク」の流れが、頭の中に叩き込まれました。

ですので、内部監査部門に所属されているCIA資格試験受験生の方については、
自分が内部監査部門長になったつもりで、現状と国際基準とのギャップ分析をし、
取り入れる必要性の検討、必要性が認められれば、取り入れるための準備、提案等
実務の中で、トライしてみてはどうでしょうか。

PartⅡ内部監査の実施も正にそのことが当てはまると思います。

自分も国際基準とのギャップ分析をし、取り入れるための準備等を実務の中で、
トライすることの連続です。(実績が伴わず、上長の評価が・・・(涙)、の時も・・・)

3.一般常識の範囲ですので。純粋に試験勉強になってしまいます。

参考書は、1.2.共通 「現代の実践的内部監査」
1回目の受験の時には出版されてませんでしたが、
「概説 内部監査-専門職的実施のフレームワークからのアプローチ-」
同じく「ソイヤーの内部監査 -現代内部監査の実践-(第1~3分冊)」

3.経産省の「先進企業から学ぶ事業リスクマネジメント実践テキスト」
・「リスク新時代の内部統制」・「コーポレートガバナンス及びリスク管理・内部統制に
関する開示・評価の枠組について-構築及び開示のための指針-」

ざっとこんなところです。あまり学習方法の参考にはならなかったと思いますが、
CIAは実務資格です。実務で実践して、貢献してなんぼですから。

実践の中で身につけたものは、忘れないし、強いものですよね。

テーマ : 自己啓発
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こんなん読みましたけど

『1ページ・マネジャー』
リアズ・カデム+ロバート・ローバー著 東洋経済新報社刊

序文とあとがきに魅かれ、読んでみました。
「序文ケネス・ブランチャードより
本書は、このような状況のなかで、信頼性ある統制システムとしても活用しうる。
ひとたびコンプライアンスという新たなコンセプトが企業の継続発展に不可欠の
ものとされ、かつ、しかるべき組織の責任者に割り当てられるならば、
本書で説かれるシステムは、CEOに対して何が問題なのか示す警報機の
役割を果たしてくれる。」

ここに関しては、読んでみての自分なりの考察を、別の機会にします。

「訳者あとがきより
毎日、直面する仕事や事柄を、適切に、しかも簡潔に記録し、それを業績に結び
つけることの必要性と重要性は、情報量が飛躍的に増大する今日、
ますます高まってきている。
本書の第一の特徴は、高度情報時代の要請に、適切に応えたガイドブックたり
うることである。すなわち、ビジネスの状況を重点的に掌握し、ハイライトをつかみ、
しかも簡にして要を得た方法で分析を進めることをエッセンスとする。・・・」

自分の問題意識として、ビジネスプロセスに関して、ある程度システム化され、
どこかにあるはずなのに、的確な情報が、なかなか簡単に手に入りにくい。

また、ニーズのある情報の居場所を、全般的に分る人が社内にいない。

内部監査を実施する際の予備調査等で、よくぶち当たる問題です。
的確な情報が適時に入らないため、予備調査等が不十分なまま往査に
移っていかざるを得ない。計画通りにいかないことが多いです。

また、今後J-SOXにおいても表面化しそうな課題です。

この問題を出来るだけ体系化し、関連部署に提言・改善案として提示できるように、
参考となる書物等から、適切な情報を取得し、考察中です。

『1ページ・マネジャー』では、情報洪水を克服するために、
「全てのデータを仕分けるシステムがあって、必要なものだけをとり入れるしかけが
ほしい。そのしかけを作るには、会社をマネジメントするのに必要な情報は紙切れ
1枚のリポートが3つあればいい。
3枚の1ページ・リポート
リポート①-フォーカス・リポート
何をなすべきかに関して「てこ」となる情報
リポート②-フィードバック・レポート
何をなすべきかに関する「よいお知らせ」と「悪いお知らせ」
リポート③-マネジメント・レポート
社員(部下)がなすべきことに関する「よいお知らせ」と「悪いお知らせ」・・・」
のりポーティングラインを全社的なシステムとして構築するとよいと言っています。

必要な情報に切り分けるに際しての、参考になる考え方が満載されています。
『1ページ・マネジャー』を手に、考察を進めていくつもりです。

テーマ : 自己啓発
ジャンル : ビジネス

プロフィール

だいぶ監査人

Author:だいぶ監査人
某製造業の内部監査部門に勤務する中堅どころの内部監査人です。内部監査部門に配属となり丸3年が経ちました。これからも内部監査の仕事に夢と希望を持って携わっていきたいです。

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