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不正対応

少し前の話ですが、備忘録程度に。

いつも内部監査全般の参考にさせて頂いている、弦巻ナレッジネットワークの
HPが更新されております。

内容は「昨年7月に公表された「事業上の不正リスク管理の実務指針」を参考に、
不正の特徴を踏まえてその対応策を日本のガバナンス制度の中で適用する場合に、
監査役がどのような役割を果たさなければならないかを簡単にまとめた文章を
月刊監査役に寄稿しました。(月刊監査役2009/3「不正リスクと監査役の役割」)。
これに関連して不正対応とわが国のガバナンス状況のページを更新しました。

眞田先生、いつもありがとうございます。
今回も参考にさせて頂きます。

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「新興市場の断末魔」とはこれいかに (後)

前回からの続きです。

◎新興市場型粉飾決算
「ここ数年、新興市場における摘発が相次いでいる循環取引型の粉飾決算も、
自社株の値上がりを上がり目としている。」

「循環取引では、粉飾で計上した架空利益は、それを始めた企業が買い戻すしかない。
したがって、循環取引を利用した粉飾決算の上がり目は、その決済時に粉飾利益の
買い戻し資金が用意できるかどうかにかかっている。」

「自社株が上場されているのであれば、その値上がりによって粉飾利益を相殺することが
できる。自社株さえ値上がりすれば、異常発達を遂げた金融工学によって、その評価益を
現金化することなどたやすくできてしまう。循環取引の決済資金などなんとでもなるのである。」

「連結除外等の新興市場型粉飾決算の場合は、粉飾利益が簿外債務となっていったん
財務諸表の外に流れ出してしまう。財務諸表外の簿外債務は当然に粉飾利益の決済を迫る
のであるが、そこで当該企業の自社株は粉飾によって値上がりしているのであるから、その
値上がり益を現金化して財務諸表に還流させるのである。このようにして還流された現金は、
粉飾企業の簿外債務の決済資金として使われることになる。」

「新興市場型粉飾決算の要諦は財務諸表内外における粉飾利益の出し入れ運動にある。
粉飾利益は簿外債務として財務諸表の外に出ていくが、還流する時は現金として戻る。
すなわち、新興市場型粉飾決算の影は、貸借対照表や損益計算書ではなく、キャッシュフロー
計算書に現れる。」

引用部分が長くなりました。最後に細野会計士は、「本年は、現在進行形の多くの新興市場型
粉飾決算がエグジットを失い、破綻する」と予測されています。

その予測が外れることを願うばかりでありますが、急激な業績悪化に苦しむ企業が多い中で、
不正のトライアングルにおける、不正を行うための「動機・プレッシャー」が経営者を襲っている
ことは、想像に難くありません。

CFEとしてのスキルをアップし、自社において有効な防止策・牽制策はないものか、
検討を続けていかなければなりません。

前回・今回とかなり記事を引用しましたので、興味のある方は、
週刊ダイヤモンド1月31日号をご購入くださいね。よろしくです。

「新興市場の断末魔」とはこれいかに (前)

ここ(Grande's Journal )のエントリーに惹きつけられて、購入してしまいました。

もともとこの週刊誌は、以前の特集記事が現場取材に基づかない
憶測記事で埋められていたことがあり、あんまり信用していませんでした。
(その傾向は今回も表れているようで・・・)

で、今回の特集「新興市場の断末魔」の内容はGrandeさんところで、
詳細を確認して頂くとしまして、自分は新興市場の粉飾決算についての記事
「新興市場型粉飾決算」が内部監査人として、特に不正リスクを考察する点に
おいて大変参考になりました。以下、自身の備忘録として記録しておきたいと思います。

当記事は、あの(?!)細野公認会計士の緊急寄稿によるものであります。

◎伝統的粉飾決算
「架空売り上げや架空在庫による伝統的な粉飾決算は、右肩上がりの強い成長経済の
下での景気循環において、唯一その犯行の上がり目を持つ。このような経済の下では、
不況期に粉飾を行なったとしても、いずれは好景気がやってきて、粉飾を相殺するに
十分な利益が出るに決まっていた。不況期の粉飾決算は、成長経済における景気循環
により解消することが可能だったのである。(上がり目=エグジット)」

「1989年以前において粉飾決算が刑事事件として摘発された事例はきわめて少ない。
なにも日本の経営者が、バブル経済を契機として突然人格的に変質し、急に粉飾決算に
手を染めるようになったわけではないであろう。粉飾決算が人の営みである以上、粉飾決算
は今も昔も一定確率で行われているに決まっている。」 

「もとより粉飾決算は利益が出ない企業が架空の利益を計上するものである。利益が出ない
企業は当然のことながらカネもない。利益もカネもない企業が架空利益を計上すれば、それに
かかる42%の税金は借金をして払うしかない。
 しかも、粉飾は強い習慣性を持つ。粉飾に手を染める企業は、会計原理上、毎年粉飾額を
累積的に増やしていかざるをえないのであり、ということは、毎年毎年出てもいない架空利益に
対して、税金だけは支払い続けていかなければならない。まことに粉飾決算は高コストであり、
しかも刑事事件化して司法制裁を受ける可能性もある。」

「伝統的粉飾決算の場合、企業が粉飾利益を計上した段階で、その痕跡は架空在庫や架空
売掛金として貸借対照表に残留し、その後の景気拡大による実現利益により損益計算書を
通じて決済される。」

伝統的粉飾決算の上がり目は、日本の経済構造上なくなっているとはいえ、少なくない
企業で、不適切な会計処理、伝統的粉飾決算の手口が発覚しています。

その実行犯はというと、個人レベルのものが多く、組織ぐるみで経営者の掛け声の下
実行されていたものが発覚したというのは、確かに少ないという印象です。

粉飾を目論む経営者は、さすがに伝統的粉飾決算では、直ぐに足がつくということを
理解しているということなのでしょうか。

◎新興市場型粉飾決算
「近時の新興市場型粉飾決算はいったい何を上がり目として設計されているのかということに
なるのであるが、それは自社株であろう。」

「2000年以降、自社株は原則として自由に売買できるのであり、その自社株の値上がり益を、
金融工学と時価会計により即時現金化することも可能になった。この時代背景下にあって、
自社株の値上がりをエグジットとする粉飾決算が時代の主力となるのは、きわめて自然な
現象であったと考えなければならない。」

長くなりましたので、次に続けます。

公認不正検査士資格試験について 8

前回からの続きです。

この問題集を解く時間に加えて、
当然にテキスト(不正検査士マニュアル)の読み込みが必要です。

自分の場合は、短期決戦で臨みましたので、
1回目に問題を解いた時に、テキストの回答の解説部分に下線を引いたと
前回話しましたが、その部分を中心に、テキストを読み込みました。

約3か月間主に、通勤の電車の中で、テキストのバインダーから
その日読み込み予定の箇所を抜き取って、持ち運びました。

また、CFE資格試験対策講座で配布された資料(講座テキスト)も、
参考に読み込みを進めました。

行き帰りの通勤時間で1日1時間ぐらい、
          50
2ヵ月半として70日でしょうか。

   50
70時間くらい、テキストの読み込みに費やした計算になります。

                           50         145
ですので、問題集 約95時間・テキスト 70時間の合計165時間程度の
学習時間となります。
(7/28修正しています。時間をかさ上げして記載しておりました。
これって虚偽・・・ すいません。)


今後、CFEのニーズが高まるにつれ、この資格試験は難しくなっていくでしょう。
が、今ならまだ資格取得者を拡大させたい主催者側の思惑もあり、
さほど難しい資格試験ではないのではないでしょうか。

試験範囲は相当に広いですがね。やっぱり。

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公認不正検査士資格試験について 7

久々にCFE(公認不正検査士)資格試験のことについて。

この8月の2日・3日にCFE資格試験対策講座が開かれますね。
自分も参加したのが、半年前のことです。
遠ーい昔のような気がします。

そして今回(第9回)のCFE資格試験が、10月18日・19日ですか。

受験を予定されている方は、エンジン全開で勉強中のことと思います。

そして、まだエンジンをかける前の、ガソリン補給中の方も、いらっしゃることでしょう。
(それにしても、ガソリン代はどうなってんの・・・
いかん。いかん。CFEの話中ですね。脱線はいけません。)

そこで、CFE資格試験合格を目指す方にエールを贈るべく、
いったい、だいぶ監査人は合格までにどれくらい時間を費やしたのかを
開示することとします。恥ずかしながら・・・

でも、あくまで、参考にということで。
それぞれ受験される方のバックグラウンド(それまでの蓄積情報等々)が
全く違いますからね。

一応、自分はCIAホルダーで、内部監査の実務経験を有しています。
このバックグラウンドが、CFE試験にはそれなりに有効です。

まずは、問題集を解くのに要した時間はといいますと、
CFE資格試験対策問題集(CD-ROM)は、結局2回転とちょっと。
3回転いかなかったんです。(少し計画性の無さを露呈してしまってます…)

SecⅠ:財務取引と不正スキーム 633問
 1回目23:41・2回目10:24・3回目(49問まで)00:46

SecⅡ:不正の法的要素 250問
 1回目12:10・2回目04:57・3回目(69問まで)01:05

SecⅢ:不正調査 289問
 1回目18:03・2回目04:57・3回目(134問まで)01:55

SecⅣ:犯罪学と倫理 197問
 1回目10:11・2回目03:24・3回目(120問まで)03:01

この問題集には、回答に要した時間が記録される機能がついています。
その記録を掲載し、集計したものです。

1回目計:64時間6分・2回目計:23時間42分・3回目計:6時間47分

総合計94時間35分かかりました。

1回目に時間がかかっているのは、回答のときに、
マニュアルの該当の解説箇所に蛍光ペンでアンダーラインを引いていたためです。

さあ、この時間が多いのでしょうか。少ないのでしょうか。
当然試験勉強はこれだけでは、すみません。(続く)

tag : 公認不正検査士

プロフィール

だいぶ監査人

Author:だいぶ監査人
某製造業の内部監査部門に勤務する中堅どころの内部監査人です。内部監査部門に配属となり丸3年が経ちました。これからも内部監査の仕事に夢と希望を持って携わっていきたいです。

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