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国際会計基準(IFRS)への移行と内部監査

月刊「監査研究」4月号の特別企画
『我が国におけるIFRSの取扱いについて』の1本です。

我が国における国際会計基準(IFRS)の取扱いについては、
金融庁からの中間報告案等の内容をご存知の方も多いと思います。

IFRSへの移行は避けきれない国際的な流れであり、
もはや何時からになるかの問題になっているという感じがします。

そこで筆者の頼廣会計士は
「内部統制報告制度への対応と同様に、経営者の指揮の下、経理部署のみ
ならず、営業、製造、研究開発、経営企画、IR、審査、リスク管理、法務・
コンプライアンス、情報システム、人事等各部署、そして内部監査人がしっかり
関与しなければならない。」

「IFRSに移行するのに伴い、収益の認識、顧客との契約、固定資産やリース、
金融機関との財務制限条項、M&A時の諸手続等や各種の開示情報を管理
するプロセスが変化する可能性がある。日本国内の個別財務諸表では当面
日本基準が適用されるので、IFRSへの修正仕訳を作成するプロセスが新たに
加わる。プロセスが変われば、当然、内部統制報告制度対応で作成した
内部統制関連の文書や評価作業のやり方を見直すこととなる。」

「内部監査人は(IFRSへの移行作業の)計画のフェーズから移行作業に関与
すべきだ。内部監査を通じ蓄積した各部署・子会社等の業務の特質や課題に
関する情報・経験に基づき、移行作業主管部署の策定する計画を評価するのが、
内部監査人の使命だ。具体的にはプロジェクト管理、作業ステップの組み立て、
関係方面への連絡、各種変更管理、予算の策定等を評価し助言することにより
これらのフェーズに寄与する。」

「各ステークホルダー(投資家、アナリスト、債権者、顧客、調達先、従業員等)
への説明を適時適切に行うプロセスが構築され運用されているかを内部監査人
がモニターすることも重要である。」

「IFRSへ移行した後も、様々な課題が残るはずだ。新たに構築したシステムや
プロセスが果たして適切に維持され、運用されているかを内部監査人が通常の
内部監査業務を通じて、又はIFRS関連の個別の内部監査の一環で評価していく。」
等と主張されています。

IFRS移行のビジネスに与える影響・インパクトは内部統制報告制度をしのぐとも
いわれていますが、自社の対応の仕方を想像してみると、経理部門のみの
対応で済ませてしまい、内部監査部門が関与を期待・要請されるようには、
今のところ思えないのですが・・・

「ただし、IFRSの移行作業における内部監査人の役割は、自社のニーズや
これまで実施されてきた内部監査業務の内容次第だ。内部監査人が従来から
事業戦略、財務報告リスク、会計方針に係る事項等に関与していれば、
移行作業にも深く関与することになろう。」

…(黙)

いずれにしても、日米のIFRS移行関連の情報は、今後もウォッチし続けて
いかなくては、なりませんね。内部監査が貢献できるようにしていくために。
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プロフィール

だいぶ監査人

Author:だいぶ監査人
某製造業の内部監査部門に勤務する中堅どころの内部監査人です。内部監査部門に配属となり丸3年が経ちました。これからも内部監査の仕事に夢と希望を持って携わっていきたいです。

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